もう、15年も前の話になるでしょうか。

僕が、学校の勉強についていけない子の勉強や生活面を教えてる事を知ってか

まだ会った事のない方から、相談の電話を受けた時があります。

それは、自分の子どもが不良になってしまって、どうしたらいいかと。。。。

お母さんは、「私は、ごく普通に育てたつもりで、なんにもしてないんですよ」と。

なんにもしてないのに、なんででしょ?と、また仰ってる。

「いやいや お母さん、なんにもしてないからいけないんですよ」

昔の事だから、自分がこう言ったかも思い出せないんだけどそう思った事は、覚えてます。

放任主義で、こどものしたいようにさせてたんだなぁと思うけどいくら放任主義でも、

やっちゃいけない事やいざという時は体を張る覚悟でいなければならないと思います。

ぽぽろの活動時でも、ヘルパーの存在を忘れさせ伸び伸びと気分がよい時間を

過ごさせたいと思う場合子ども達のテリトリーに入らないようにする時がありますが

(物理的に離れるので、少しドキドキ)

近くの人に迷惑をかけそうになったり、危険が迫りそう?とかの場合は

すぐに駆けつけられるように準備。

子どもが頑張る時は、こっちも本気で応援したり、頑張ったり

キツそうな時は、最終的には なんとしても俺が守ってやるって思ったり。

ものすごいパニックになったり、自傷や他害、大変な時にどれだけ真剣に向き合ってきたか。

それによって、その子との信頼関係が結ばれると思います。

いじめがあっても、その子にとって そういう関係性の人がひとりでも居れば、

悲しい結末には至らないんじゃないかと思います。

本当の放任主義は、子どもの考えや意見を尊重することであり

その子どもの考えは、親が信頼できるものでなくてはならない。

だから、そこまでのものをそれまでに築いているか否かで変わってくるんでしょう。

単なるほったらかし、単なる見守り、とは違う放任主義は理想であり

難しいものと思われるけど、本気で向き合えば案外簡単な気がします。

ただ、自分がズルい考えを持っちゃいけないとは思います。

今は時間がないからとか、大人はいいの!とかしちゃいけないなぁと。

時間をもっと遡りますが、母に連れられ上野動物園に行った時、

疲れて歩けなくなった年少さんの頃。

母は、カッコつけてヒールで行ったが為に、疲れて叱ったのを反省していると。

そんな事あるよね〜とぽぽろでも話しましたが、出来る限り まっすぐに向き合う事をしたいですね。

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