自閉症児は、体温調節が上手に出来ないって話が定説になりつつありますが

なるほど、彼らは涼しいとこを知ってたり、裸足になりたがったり・・・

体温を下げる為に、床に寝転んだり冷たいものにくっついたり、水遊びが好きだったり。

汗をかくために、体を激しく動かしたり、飛び跳ねたりと納得出来るところがあります。

しかし、 I さんがヘルパーさん達と 先日興味深い話をしていました。

体温調節が出来ない子って、昔からこんなに多かったっけ?

エアコンの中にずっと居るからじゃない?

私達が小さい頃は、エアコンなんてつけさせてもらえなかったよね。 

いや、私んとこはエアコンがなかった。

クーラーの効いた部屋だったり、子どもにとって緩い環境を作って汗をかかないようにしてたら

汗をかきにくい体質に育ててるようなもんだよねと。

元々、そういう体質な子もいるかもしれないけど、障害児という事で大事に育て過ぎて、

余計に子ども達をそういう体質にしている。 結構当たってるかも?

実際は みんな後天的に作られた体質なのかもしれない。

あまり外に出ず、エアコンがきいた学校で大事に扱われ放課後も無理をしない。

僕らも含め障害児を取り巻く環境が、そうさせてるのが一番納得がいく気がします。

そんな話をしていたら、バスハイクに来てくれたボランティアさんも

梅雨時にクーラーの効いた部屋で多く過ごしてる人は、汗をかきにくく

いざ暑い夏になった時に、熱中症で倒れると話してくれました。

ネットで調べてみると、梅雨時から適度に汗をかく事が大事で、

暑さへの慣れも大きなポイントと書かれていたり子ども時代に外に出ず、

ほとんど運動をしないで大きくなった人が汗をかきにくい体質でほとほと困ってる書き込みも

ありました。

前号でも書かせていただきましたが、目の前の安全を選ぶと将来が安全じゃなくなります。

映画「千と千尋の神隠し」に出てきた一節。

部屋の中でずっと育てられてる坊が

「おんもに行くと病気になるからここに居るんだ」と言うと

千尋が「こんなとこにいた方が病気になるよ!」

今の風潮へのメッセージでもあるんでしょうね。

身体に障害がないのに、運動が出来ない子が多いのも勿体無い気がします。

階段を降りる事さえ満足に出来ない。

これまで外で運動したりする環境がなかったんでしょうね。

ホントは、みんな出来るハズなのに。

逆に、足の悪い子が、楽々走ってるのを見ると感心します☆

ちょっと厳しい環境に置く。

障害児はこういうもんだと決めつけて、諦めちゃったり、伸びる部分を奪わないようにしたい。

ぽぽろでは、それを意識してこれからもやっていきたいと思います。 

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