今、日本で行われているクラブワールドカップに出場している、

昨ヨーロッパチャンピオンのチェルシー。

今シーズン、そのチェルシーを敗退に追い込んだクラブの試合で事件は起こりました。

レフェリーボールで再開したその試合は、相手のゴールキーパーに返そうと大きく蹴った

ボールを事もあろうに、ゴールキーパーに届く前に、味方選手がそのボールに反応し、ゴールしてしまいました。

フェアプレーを踏みにじった行為に相手選手は怒り、味方選手も戸惑いを隠せない。

レフェリーとしては、ルール上 問題ないのでゴールを認めざるを得ません。

このプレーは、試合後も試合そっちのけで語られていて、大きな話題となりました。

日本の掲示板でも話題になっていて、そこで目にして驚いたのは・・・・差別用語の嵐。

ゴールをした選手への批判は当然としても、それが度を越していました。

ルールに載ってない部分を人間性に託し、その人間性を批判してるのに

こんな酷い言葉を吐いてる人達。 その人達の人間性はどうなの?

勝つ為に手段を選ばない選手を批判するのに、それこそ手段を選ばない人が多すぎる。

これじゃ、どっちもどっち、同じ事になっちゃう(-_-;)

どうしてこういう心理になるのか、一日、考えていました。

人間って、自分では到底理解出来ない行為を目にした時

自分とは全く違う人間と結論づけて、思考停止になるんじゃないかと思います。

楽ですからね〜 そうしてしまえば、考えなくて済む。

相手が何故その行為に及んだのか、わからないなりにも掘り下げて考える。

色々と考えてゆくと、最初わからなかった事が もしかしてこうなんじゃないか?って

おぼろげに見えてきたりすると思います。

今回の件でゴールした本人は、「本能的に決めてしまった」と言ってます。

僕らでは想像もつかない貧困の中で生き抜いて来たりしてたら、あり得ますよね。

自分の置かれた環境下だけで、考えを止めるのは、勿体ないなと思う。

逆に偉人とかすごい人の事も、「天才」「神様」みたいに祀り上げちゃって

自分とは違う人間にしちゃうと、その人に近づくことは出来ないと思います。

ぽぽろでも、山尾さんだから出来るって事を言われる事がありますが

それでは、勿体ないと思うんですよね〜

体力が違うからだけで終わらすのではなく、もっと色んな理由が隠れてるはず。

僕は浮世離れしているように映るのか、「仙人」というあだ名を頂戴していたそう(笑)

でも、「仙人」だから出来るんじゃなくて、子どもの心理を探りながら色々と考えてるんです(^_^;)

僕が出来るのであれば、他の人でも出来るはず!

考える事を止めてしまったら、そこで終わりになってしまう。

酷いなぁと思った人も、凄いなぁと思った人も、同じ人間。

もう一歩踏み込んで考える事をしたいですね。

FC東京のポポヴィッチ監督が、こういう話をしていました。
  日本人は、「答えを示してくれるのを待つ」という特徴があると思う。
  そして、その答えが正しいと思ってる。
  そうじゃないんだ。 サッカーには答えがたくさんある。
  そのためには、自らが考えなければならない。

これってどの分野にも言える事で、日本人に突きつけられた命題なのかも知れませんね。

でも、みんなクイズ番組が好きなのは、基本的には考える事が好きなのかなぁと

思ったりもします。

最近、数人のヘルパーさんにTVで見たクイズを出題したのですが、皆さんはわかりますか?

「電車が走っていないことで有名な沖縄県にも踏切がある。それはどこ?」

なるべく自分の頭で考えてくださいね〜 ボケ予防にもいいですよ(笑)

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