No. 112 差別

障害者差別禁止法なるものが6月に公布され、2016年の4月に施行予定となりましたが

その中にある、障害者に対する「合理的配慮」をどう捉えるか? 

すごく難しい問題だと思います。

障害特性に合わせ、それに配慮して 本人が心地よい状態(集中出来る状態)で

障害のない人と同じように、生活出来たり、教育を受けたりする権利。

ここ日本では、保護保護って方向に向かっているので、本人が心地よい状態

例えば、壁を仕切って個室にする、いつでもイヤーマフ、夏でもオーバーを頭からスッポリ。

そうやって、履き違えていく事が非常に怖い。

特に子どもたちは、色んな可能性があるのに それを奪う事が出てこないだろうか?

よく、自閉症児は目先のスケジュールがわからないと不安に

陥り・・・・と言われますが

ぽぽろの子どもたちは、すぐに対応できるようになっています。

もし、これが出来ないように育てられていたら、

不測の事態が起こった時、それに対応するのは困難になる。

僕らでも、使い慣れた道を通った時に工事中で

そこが通れないってのはよくありますよね。

そういう状況になっても、対応出来る力をつけとく事、

その力をつける場所を提供出来る事も大事になってくると

思います。

車いすに乗ってる方に、何から何まで手を差し延べていたら、

色んな力がつかなくなってしまう。

それと同じように、障害特性によって環境を整え過ぎると、

逆に差別しているようにならないよう

気をつけなければいけないと思います。

アパルトヘイト(人種隔離政策)撤廃に尽力した、ネルソン・マンデラ氏が

5日にお亡くなりになりました。

間違った法律の下で27年間も収監されたにも拘わらず、強い意志を

持ち続け"排除される人種はいない"、"全ての人が協調し合い、対等に共存出来る社会"

それを理想とし、実現しました。

ヨーロッパの各国リーグ(サッカー)では、試合前にマンデラ氏に黙祷を捧げ、

来年のW杯の抽選会場でも、各国監督らが黙祷を捧げ、

最後に公に姿を見せた2010年7月の南アW杯閉幕式などの映像が流されました。

日本では、あまり報道がなされていないように感じますが

彼の掲げる理想に近い解釈が進んでいったらいいなぁと思います。

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