No.113 親の気持ち

ある利用者さんが大変だった時期、僕がよく関わってた12年前の事を

思い出そうとしたのですがなかなか思い出せない・・・・

こんな事しちゃったなとか、ちょっとした悪さとか ひとつふたつは出てきたのですが

その子の言動が面白かった事を今でも思い出したりと、楽しく過ごした事ばかりが出てくる。

お母さんは大変だったろうに・・・・  (学校の先生も大変そうだったなぁ)

親の立場になって考えてないのではないか?と自己嫌悪。

それに、僕らにとっては面白い行動も、親なら恥ずかしいと

思うかも知れないですよね。

今、この子が何を思ったり感じたりしているのか?

当時も今と同じように、場面が変わる度に頭を巡らせ、真剣に

向き合ってたとは思います。

そして、親ならどういう対応をするのか?を考えたりしながら

心に同調して、掛ける言葉を選んだり、言葉を掛けなかったり・・・・

そうやって親の立場になる事も織り交ぜながら、対応をしていても

辛かったり大変だったりした時の親の気持ちをわかってない?

そう言えば、10年前位だったかに みた子のお母さんは、僕がお子さんを見ているうちに

一気に若返った事がありました。

それまでは、みてくれる人も居なく 相当困ってたんだろうなぁと容易に

推測出来ました。

だけど、その子も大事件ひとつくらいを覚えてる程度。

何で思い出せないんだろう。

記憶を売るという場面が出てきた、近未来を描いた映画がありました。

実際には体験していない事を、頭の中に注入して本当の記憶として

覚えさせ後の人生を生きる。 

だから、楽しい記憶だけを買うみたいな設定だったけど

大変だった事は、あまり覚えてない僕には、必要ないのかもと思ってみたり。

元々、楽観的な性格なので 辛い事に無頓着になりやすいですが

もう少し考えようねと、年明けから反省。

今しかない子どもたちの大事な時間を、共有させてもらってる事を感じながら

真摯に向き合っていくしかないかなぁと思ってはいます。

反省から始まった年明けですが、今年も宜しくお願いします。

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