No.121 全てわからないけど

 先日、日本の自閉症の方が書いた本に端を発した番組を見ました。         

これは、「自閉症の僕が跳びはねる理由」という本を読んだ英国の作家(この方の息子さんが自閉症)が

この本に感銘を受けて翻訳し、世界20か国でベストセラーとなる。 

その交流を描いた番組でした。          

これを見ていて、そんな気持ちでそういう行動なんだ〜と発見出来る事などありましたが            

気になったのは、親御さんたちが「子どもの行動がわかって良かった。」        

「これからは、優しく接する事が出来る」と口々に言ってた事です。  

今までは、子どもとのコミュニケーションを諦めていたそうですが     

自分の子どもを、理解出来ない人間と思ってしまっていたのだろうか?         

そりゃ、突如奇声を上げたり、頭を打ちつけたりすれば、変だと思うかも知れないけど   

同じ人間でしょうに・・・・       

奇異と映る行動だって、理由はありますよ。 すぐにはわからない事も多いけど。         

自分の頭で理解出来なくなると、思考を停止しちゃうのは止めて欲しいな〜と思います。

その前に、既存の常識を引っぺがしてもいいんじゃないかな〜         

“常識とは18歳までに身に付けた偏見のコレクションのことを言う” by アインシュタイン

また、コミュニケーションをとる手段として何を使うのか。  

心のやりとりで、なんとなくわかるではダメなのかな?     

表情を見ていたら、大体の事はわかりますよね。 

実際に笑っていても、本心は笑ってない とかも。            

本当は、こんな自傷したくない、誰か止めてくれ〜

とかだってわかると思う。     

それに、言葉が喋れたり、字が書けたりしても、それが100%伝わるだろうか?          

僕らだって、同じ事を言ったとしても捉える人それぞれで、ちゃんと伝えるのは難しい。          

だから、気持ちをわかろうとする事は一生懸命やったとしても、100%はわからないもんだって

肩肘張らないスタンスでいた方がいいかも知れないですね。  

わかろうとする心があれば、必ずや大体の事は見えてくるし、子どもの方も、わかってくれたんだな〜

と、思って、段々信用してくれるようになると思います。

それが波のように、近づいたり離れたりするけど、どうせ全部はわからないんだから。

一般の人間関係と同じじゃないですかね。

まぁ、ぽぽろでも 子ども達は、大体の事は信用してくれていると思いますが  

いつもと帰り道が違ったりすると、頭叩き出したり、窓を叩いたり、泣いたり喚いたり      

そんな事がある時は、こんな時間にどこか連れ去る訳ないよ〜      

もうちょっと信用してくれ〜と思う時はありますが(^_^;)

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