No.128 境界線

  学校を卒業し社会人となり、新しい環境になっての初めてのぽぽろのお迎え。

迎えに行った時、目は合ったけど なかなか動こうとしない。

職員の方が、"境界線が〜"と仰る。

うん、そういう子 時々いるけど、この子はそれほどでもないはず。

境界線を作っちゃってるのは、こちら側では?

ぽぽろにもそういう子多かったけど、今は? 考えてみるとほとんど居ないような・・・・

周りが境界線を作ってる気もする。

 そう言えば、ここのところ 学校を卒業して何年目だからと利用を断られた方達の

問い合わせが増えています。

作業所の利用者が増えて、利用時間が短くなり、経営面で苦しくなるのはわかります。

でも、それで利用を断られて、みんな怒んなかったのだろうか?

ぽぽろも作業所通い3年で、利用出来なくなりますとしたらどうなるんだろ。

大問題な事だと思うし、もっと問題にすればいいのにと思います。

このままでは、新規利用者をとれない移動介護事業者は どんどん潰れていくかも。

一昨年の児童福祉法改正で、障害のある就学児童・生徒を対象にした

「放課後等デイサービス」が開始され、学校のお迎えにもたくさん来るようになりました。

民間企業が参入しやすくなり、児童・生徒には、ずいぶんと手厚い。

利用出来るという意味では・・・・

指導員には、資格要件すらありません。

これも、使えるのは学校に通ってる間だけ。

そういう人達に子ども達を託していいものか?

ちゃんとした教育をしないまま大きくし、さようならはないでしょうに。

あっ、教育するのは学校か。

でもね〜 障害のある子達は、放課後の時間も大切なんだよなぁ。

遊びの中でも学ぶ事はたくさんあるし、それこそ境界線を引く必要はないと思う。

 以前、学校迎えでお子さんを待っていた時、勝手にひとりで走って行った子を止めた事があり

その子のお母さんが、うちの子知ってるんですか?

いや、知らないです。

関係ないのに、ありがとうございます。 と感謝された事があります。

う〜ん、関係ないことはないです。 僕にとって、子ども達は同じ。

ぽぽろを利用してる子だろうが、知らない子だろうが同じ子ども達。

公園で一緒になった子ども達とも普通に遊ぶし。

余りに、こっちの所属、あなたはこっち。 今は〜する時間などを決めすぎてはないだろうか?

境界線を作る事で身動きがとれないようになるのは勿体ない。

メリハリをつける意味で境界線が大切な時もあるけど、

宇宙から見る地球の様に、実際は境界線がないんだ!と思えば、

各自の出来る事が広がる気がします。

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