No.129 自立の道

  お子さんをお迎えする時に、時々見かける風景で 首を傾げたくなる事があります。

それは、迎えられてるお子さんが 手提げバッグをヘルパーさんに「持て!」みたいに渡し

ヘルパーさんもそれに応じ、更に「リュックもお持ちしますね」みたいな光景。

王様かよ!と突っ込みたくなります(笑)

多分、福祉業界に入って来られた方は 優しい気持ちを持ち、よく気づかれる人が多いんじゃないかと

思うんです。 だから、そういった行動が多く見られるのかな〜と。

でもね、子ども達は 高齢者じゃないんです。 身体が悪い訳でもない。

だとすると、子どもが出来る事をヘルパーが奪ってる事にならないだろうか。

(高齢者でも、出来る事は自分でやった方が老化しないし 身体が悪い子も、自分で出来る事は頑張ってやる)

もし、自分の子がそういう態度だったら、「他人に荷物を持たすな!」ってなると思うけど・・・・

親は、木の上で立って見てればいい。必要な時に手を貸す。

親の立場になって考えるヘルパーも同じ事だと思う。

出来る事は自分でやり、もうすぐ出来そうな事は少しだけ手を貸す。

時間をかけないと無理そうな事は、少しずつ目標を立てて続けていく。

飲むって事だけでも、ペットボトルの蓋を開ける。蓋を回す。入れ物を傾ける。

など、いくつもの自立が繋がって、ペットボトルの飲み物を飲むって自立に通じる。

先ずは、出来る事をやってもらうのがスタートラインだと思います。

 以前、他害が酷かった子が、全くない状態が続いています。

その理由は、我慢する心がその子についたと思っています。

今も、他害の前兆みたいになる時があるのですが、ハッと我に返り、自分で鎮めてる感じがするんですよね〜

今まで、他害をしたら その子の好きなようにはさせず(例えば・おやつ買えない→余計に暴れる→それでもダメ)

それを1年くらい繰り返して、他害をしたらいい事ないが伝わったかと。

色んな要因があるから、我慢する心が出来たからとは証明出来ないけど

薬、気候、環境などより、遥かに効果がある事だと信じています。

僕らもパニックになったり、ワーッって衝動とかあると思うけど

自制心が働くよう、自分の心を鍛えていたら落ち着いて対処出来るでしょう。

これからも、子ども達と一緒に成長出来たらいいなと思います。

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