No.135 関係性

 娘が"キングダム"と言う漫画を読んでいて、舞台は中国の春秋戦国時代

戦争孤児の少年が、低い身分から自らの腕で「天下の大将軍」を目指す話。

この漫画、随所にビジネスマンが参考にする世界観が組み込まれてるそうで

更に、リーダーとはどうあるべきか?を考えさせられるものがあり

社長さん、経営者の人たちが参考にしているそう。

疲れてる時でも、この人の為なら頑張ろうと思えるとか

無理だ〜と思える事でも、やれるんじゃないかと士気を高めてくれる人物像。

僕は、どこからともなく人が集まってくる母や妹の間で、

自分にはカリスマ性がないと思いながら、ずっと生きてきました(笑)

ですが、ん?

大人には影響力ないけど、子どもたちにはカリスマ性があるのでは?

ぽぽろの子どもたちも、難しい要求を出しても頑張ってくれる。

辛い事や苦手な事でも、思ったよりTryしてくれるし、遊ぶ時も、本当に楽しそう。

こういう僕の特性を活かしながら、横浜市、いや全国の中でも

ぽぽろは最先端をいってると思う。 とヘルパーのTさんに話したら

先行き過ぎて、理解されないと無意味だね(笑)と。

経営や組織としては、僕が頼りない(^_^;)だけにまだまだですが

子どもたちへの対応に関しては、そう思っています。

ヘルパーさん達も、月1回の会議などで 今、課題を抱えてる子どもたちの話を

熱心に考えてくれて、常勤でもないのに、こんなとこある?と思ってしまう。

ありがたい。

 否定語を使わないようにしようって教えは、知的障害者に対しての事だと思っていましたが

今や、育児書などにも書いてあるそうですね。

「立つな」ではなく、「座ろうよ」 「走るな」ではなく、「歩こうよ」

今している行動を停止する指示を出すのではなく、今して欲しい行動を指示する。

これにより、否定をしないって事と、他人に制されるのではなく、自発的な行動を促す部分もあるそう。

でも、子どもを否定してはいけないって考えは、どうなんだろ?

ずっと否定されないで育った子どもが、外の世界でこれしちゃダメよとか言われたら?

或いは、もっと大きくなって入試や就職で落とされたりしたら・・・・

他人にちょっと言われただけで、全否定されたとか喚き散らす。

打たれ弱い人間を育ててるようにならないかな〜

世の中には、駐車禁止、立ち入り禁止とか、否定語たくさんあるよ。

長い間、今して欲しい行動を指示されてるから、ダメと言われて

だったら、今何をする?って考えるクセがついてないから、わからないまま。

「して欲しい行動を分かりやすく伝えないと理解出来ない」障害の場合、有効な手段だとは思います。

でも、やっちゃいけない事はどうやって教えるんだろ?

唾を吐かないは・・・・ 唾を飲み込む?

頭を叩かないは・・・・ 手を止めて? 手を下げて?

なんだかまどろっこしい。

車がビュンビュン走ってる所を、赤信号で渡ろうとしてる子が居て

「青になったら渡りましょう」と落ち着いた声で言うんだろうか?

イヤーマフなんかしてたら聞こえないよ。

否定語がダメなら、「止まれ〜!」くらい大声で言って欲しい。

ダメなものはダメって教える事も必要なんじゃないかな〜

否定語を使ったって、あなた自身がダメなのではなく、その行動が良くないんだって事を

子どもにしっかり伝えてれば、関係性は崩れません。

僕なんか否定語ビシバシ使ってるけど、みんな着いてきてくれるし

その方が近くなれる気さえしています。

なんかこういうもっともらしい教えって、距離が遠いんですよね。

変な教えに囚われず、関係性を作る事を主眼に置いてくれればと。

子ども同士が友達になる時って、余計な事考えないですもんね。

それと同じようなもんだと思います。

あっ! やっぱ、子どもなんだぁ。 ワタクシ。

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