No.136 見えない力

 前々号で紹介されていた土曜日の行先の山々。 

そのひとつの大山に11月の中旬に登ってきました。

標高1252m ヤビツ峠(761m)から登ったので、標高差は491mほどですが

途中からは、岩がゴロゴロあって慣れてない子供たちは、なかなか難しい。

体力的にきつい子も居て、みんなに引っ張ってもらったり

押してもらったり、楽しく登れるように声を掛けてもらったり。

下山してくる方々も、「頑張れ〜」と声を掛けてくれます。

体がきついからと、怒って近くの人に手を出そうとしても、

そんな元気があるなら足を動かせ〜と容赦せず。

そして、今までいくつかの山に挑戦して諦めていたY君が、初の山頂を制覇!

山登りは初めて?のK君も、顔を真っ赤にして鼻を垂らしながらも初登頂!

ふたり共、きれいな景色を前にしても達成感というよりぐったり(^_^;)

やりきったという気持ちをどれだけ持ってくれるのかわからないけど

きつくても頑張れる力は、かなりつくと思います。

僕自身、疲れきったこの日のおかげで、次の日を棒に振ったとしても

この子達の将来がかかってるなら、大したことないと思えます。

毎週は無理だけど。。。。

みんなが、どれだけの価値があると思ってるか わからないけど

これを継続する事によって、今まではちょっとの事で怒ってた彼、彼女らが

少しずつ甘えがなくなり、大人になっていくと信じています。

 今年の春くらいかに、平日の子でも土曜日のような精神力のつけ方は出来ないか?と

公園の周りなどを走るようにしてみました。 

全く走ろうとしない子を引っ張りながらで、こちらもきついのですが、ヤだよーと怒っていた子も

こちらの懸命さに応えて、段々走るようになってきてくれました。

そしてある期間、他害や自傷があったその子の怒る姿がめっきり少なくなりました。

しかし、また他害が増えだしたので、おかしいなぁと思っていたら

ある日公園で、他事業所のヘルパーといるその子の姿が。

タオルを頭からすっぽり被り、リュックを背負ったままブランコに。

どれもぽぽろでは許されない光景で、原因はコレだとわかりました。

こどもを第一に考えたら、対応の統一は急務だと思います。

子供たちへの対応も、続けていくから価値があるんだし。

昨日は、ふたご座流星群がピークを迎えたけど、曇り空。

そこで今日散歩がてら見に行ったのですが、クリスマスのイルミネーションや

街灯が明るすぎて見えにくいじゃないか。

あれだけ電気を無駄遣いしないようにと言ってたのに・・・・

震災の事は、もう忘れてるのかなぁ。

なんでもかんでも一過性のブームで終わらせて欲しくないよな。

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