No.150 遺伝子

 遺伝子にはスイッチがあって、オンにしたりオフにしたりすることが出来るのだそうです。

ロンドン大学キングス・カレッジの遺伝疫学教授、ティム・スペクター氏は、同じ遺伝子を持っている

一卵性双生児の研究をしていて、同じ双子なのにどうしてかかる病気が違うのか?と疑問に思い始めました。

その結果、遺伝子は外部の影響を受けやすく 自分自身を向上させるべく訓練することで変化出来る。

「遺伝子は生まれた後も変えられる」と。

また、筑波大学の名誉教授 村上和雄氏は「人間に能力の差があるとすれば、遺伝子を

働かせているか、眠らせているかの違い」と仰ってます。

やっぱり、環境が大きいんですよね〜

前のサッカー日本代表の監督 岡田武史さんも、村上氏の理屈がすごいわかるとした上で

こうインタビューに答えてました。

「僕らが豊かだと思って作ってきた社会っていうのは、便利、快適、安全。何もしないでも生きていける。 

公園で1人ケガ人が出たら全部を使えなくする。こんなに守られてて、いつ強くなるの?

遺伝子にスイッチが入んない。 入れるチャンスがない。

人間が家畜化してきて、エサが流れてきて、屋根のついたとこで体洗ってもらって・・・・

家畜って抗生物質飲まさないと弱いんだよね?

なんか、遺伝子にスイッチを入れるチャンスを与えないで、お前ら弱いって言ってる気がして。。。。」

なんだか、障害者の環境も同じだな〜と思います。

子どもたちは何も出来ないと勘違いしているのか、手を貸した方が楽だからか、何でもやってあげちゃう。

出来る事が増える未来を勝手に剥ぎ取って、やってあげてる顔をしている。

遺伝子のスイッチをオンにする機会は、いくらだってあります。

子どもらが自らつけようとしてる時さえ、パチ、パチとオフにされてたら頭来ますよねー

僕らは、オンに出来る環境を整えるのが仕事かな〜と思います。

過酷な状況になると生き物はみな強くなろうとする。

インフルエンザなどの菌も、形を変えて進化していく。

僕らには新しい環境、人生の出来事などに順応できる能力があるのだから

それから逃げずにチャレンジしていければと思います。

これ考えてて思ったのですが、何でもやってあげちゃうって非常に危険だな〜と思います。

子どもの「これをやって〜」にいつでもどこでも応えていたら、

今、出来ない時(手を放せない時、運転中、揚げ物してる時などなど)に、やってくれないと

「なんでやってくれないのー!」のパニックは酷い事になりますよね。

無理やり「やってくれー」と迫ってきて大参事にもなりかねない。

ヘルパーは、自分自身がそこまで影響を及ぼす事を、考えた上で支援しなければならないと思います。

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