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ぽぽろを立ち上げた頃に、知的障害者の法律関係を調べた事があります。
現在のネット環境なら出てくるんでしょうが、当時は出てこなくて知的は後回しなんだなぁと。
高齢者なら、自分の祖父母や親が年齢を重ねるうちに自分もこうなると予測出来る。
目が見えないのも、目を瞑って歩いたりするだけでも苦労さはわかる。
事故で車いす生活になるのも想像は出来たりするけど、知的障害はどうにも想像出来ない。
想像出来ないとなかなかわからないもので、法の整備も遅れ、法律の周知もあやふやなまま。
で、結局みつからず、児童福祉法に行きついた事があります。
そこには、
すべて国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるよう努めなければならない。
すべて児童は、ひとしくその生活を保障され、愛護されなければならない。
と書いてあり、意外とわかりやすい文だし、いい事言うじゃん(笑)って思った記憶があります。
僕自身が考える、子どもが何より優先され、親を含めた周りの社会の中で育み支えていく。って事を後押ししてくれてます。
その中で、子どもたちが社会の中で生きていくのに、余暇の過ごし方ってすごく大事だと思います。
趣味や好きな事したり、息抜きしたり。 それによって仕事や苦手な事も頑張ろうと思えたりしますよね。
だけど、障害児者は、自分で出来ない事があるので、我々社会全体でヘルプするのが努め。
なのに、移動介護では一緒にキャッチボールやカラオケを行う等の活動そのものの支援は禁止。
だったら、カラオケ屋さんやグラウンドまで行く支援は行うとして、活動そのものはどうするの?
キャッチボールをやりたいと希望があった時に、相手になってくれる人を親御さんが探せって事?
ヘルパーは、キャッチボールをしている間は時給も出ずにただ待っていて、終わった時に連れて帰る。
やってくれる人いるんでしょうか・・・・
今回、障害福祉課が国土交通省に問い合わせて、車両による支援を行う場合は、道路運送法上の許可
又は登録が必須となると言われたそうで、改めて周知を行うと手紙の一部に書いてありました。
しかし、11年前に道路運送法が改正された時、国土交通省に直接問い合わせをし
指示された通りにガソリン価格を調べ、個別の移動距離を調べて記録をつけ続けています。
事故も全くない。
国土交通省のホームページにも、移送分の対価に対するお金を収受しなければ
登録が不要と書いてあるのに、何故今さらなのか。
この改正のキッカケって、タクシー会社が福祉運送に仕事を奪われる事だと思うのですが
車に乗る事を楽しみにしてる子が、タクシーを使って楽しめるのかな?
ヘルパーが同乗して、知らない運転手とドライブ。
ただ乗ればいいって子もいるかも知れませんが、僕らが若い頃ドライブに行きたいと思うのって
仲間同士ですよね。 障害者ならそれで我慢しろって事でしょうか。
差別に近い扱いだと思います。
一般の子と同じような環境を提供する努力をすべきなのに、制約ばかり。
ここまで制約が多いと、障害児者の余暇なんてあったもんじゃない。
ぽぽろの活動内で、子ども達は生き生きしています。
笑ったり、頑張ったり、ゆっくりしたり、覚えたり、怒られたり、騒いだり、時には泣いたりと
感情が渦巻いて、人間らしい活動を行ってると感じています。
それを実現出来てるのは様々な要因があるのですが
今の活動が違反になるなら、このスタイルを崩さざるを得ません。この制度は終わったに等しい。
違う道を探していかなければならないと思っています。
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