No.172 社会の中で

 テレビ神奈川に、"billboard TOP40"という音楽番組があります。

これは、アメリカのヒットチャートを紹介する番組なのですが、ナレーターが放送開始の1983年から今も同じ人。

(同一司会者による同一形態の音楽番組では最長として、ギネス世界記録に認定されてます)

その方が、チャートを読み上げながらアーティストの情報などを伝えていくのですが

誰々がチャリティーを呼びかけたとか寄付をしたとかが、あまりにも多い。

最近でも、Chance the Rapper が、地元シカゴが若い世代にとって住みやすい街になるように、

メンタルヘルスをサポートする団体に100万$

Marshmello は、困難な状況にある子供達を支援する団体へ50万$

Travis Scott は、地元ヒューストンの高校生が、卒業記念Tシャツを作りたいからと

ツイッターで使用許可を求めてるのを知ると、卒業記念Tシャツをデザインしてプレゼント。

ホント気前がいいし、聞いていても気持ちいいです。

日本では、何故そういった寄付などの話が、あまり聞かれないのかな。

熊本地震の被災地を支援する芸能人に対し、ネットで「売名だ」という批判が出たそうで

寄付さえもやりにくい環境なんですかね。

ネットでの無料の百科事典「ウィキペディア」で、寄付を募っていますが

日本からのアクセス数における募金の割合が低いことは有名だそうです。

アメリカは、キリスト教による他者への救済の精神があると言ってる方がいましたが

なるほど、そういう事が根底にあるんだと納得しました。

寄付をしたアーティストの話の節々に、今自分があるのは〜〜のおかげとよく聞きます。

自分を支えてきた方達に感謝し、還元したい気持ちを形にしてるんですよね。

アメリカは、強盗に遭ったとか、銃やマリファナの話も多く とんでもなく物騒ですが

クリスマスでキリストの誕生を祝うなら、キリスト教の精神も学んだ方がいいのかも。

 ここのところ電車に乗ってて、気になる事があります。

駅に到着したら無言で他人を押しのけて降りる人達。

何故、「すいません」とか「通してください」とか言えないのか。

先ほどの寄付の話にも通じるかも知れませんが、知らない人に対しては冷たい日本。

お年寄りに席を譲るのも、なかなかうまく出来ない人種だから、シャイな部分もあるんでしょうが。

ボストンに住んでいた方が、地下鉄に乗ってた時、視覚障害者の方が車内に入ってきました。

その方が、障害者だと思った瞬間に、車内で座っていた10名以上の方が、一斉に立ち上がったそうです。

すごいよね〜

こういう部分では全く追いつけない日本ですが、先日北鎌倉駅で降りた時の事。

その時点から、みんな優しい?と感じていたのですが・・・・

踏切のところに警備員が居て、ニコニコしながら挨拶してくれて

道を聞きたいな〜と思ってるところに、通りすがりの小学生の女の子が向こうから

挨拶してくれて、六国見山への登り口への方向を教えてくれる。

帰りも道を教えてくれる人が居て、駅に着くと帰りがてらの女子高生が駅員さんに

さようなら〜と声を掛けてる。

観光地だから、国際的な感覚を身に着けてる?とも思ったけど、

まだまだ日本も捨てたもんじゃないと思わせてくれる年の瀬の1コマでした。温かい(^^)

知ってる人も知らない人も関係なく、社会全体で生きている意識があるから、

寄付や親切などを躊躇なく出来る。

反対に、うちの周りなんか、酷いですよ〜

ゴミ置き場のゴミ箱が、観音開きするタイプなんですけど、

ゴミを捨てに行くと真ん中に大きいゴミがデーンと置いてあるのが毎度。

真ん中に置いたら、他の人が入れにくいだろうに!

みんなで使っているって意識が全くないんでしょう。

貼り紙とかした方がいいかな。

そう言えば最近、駅に「あたたかく見守ってください」と知的障害者の行動をわかりやすく示した

ポスターが貼ってあります。

SNS上でも話題になったそうで、それを作ったのが、横浜市港南区にある自立支援協議会。

イラストも職員が担当して手作り感があり、内容も障害児の保護者が参加したそうで

自分とは違う人への理解に最適な内容だと思います。

障害者も障害者じゃない人も、社会全体で生きている意識を高めていきたいですね。

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