先日、月1のヘルパー会議で、ぽぽろの方針のうちのひとつである

「(将来を考えて自立を促す)親の立場に立った対応」について、ヘルパーのNさんから

この自立とは、どういう事を言うのか?という議題をいただきました。

色んな事が出来るようになるだけが自立ではなく、自分でこうすると決める事。

自己決定も自立だよという話でした。

確かに、僕も普段から気にしている部分で、どこどこに行きたいと言える(又は何らかの方法で伝える)事が出来るか?言えなかったら、選択肢を出してみたり。

A,B,Cと聞いてCと答えても、B,C,Aと聞くとAになるのでは、

最後に言われたのを機械的に答えてるだけで、自分の中で決定してるとは言い難い。

また、言えたとしても いつも同じ場所で、こだわりになっていないか?も含め

考える必要があり、結構難しいんですけどね。

お弁当を買ってもいざ食べる時になると、開けてくれるのを待ってる子には 

そのままにして、自分で開けようとする事を待ってみたり。。。。。

(傍から見れば放置してる様にも見えるけど、中味は決定的な違いがあります)

お腹が減ったり周りの子が先に食べだすのを見てもらい、どうしても開けようと思う心の動きを引き出したい。

そう言えば、事業仕分けで有名な民主党の蓮舫さん、彼女は子供の頃、今日の夕飯は

何がいい?と聞かれ、何でもいいと答えたところ、なんと夕飯を抜きにされたそうです!

自分で決めることがいかに大事かを、親に徹底的に教えられたんですね。


みなさんも今までに色々と選択して決めてきたと思います。

どこの学校に行くのか? どこに就職して、この人と結婚とか、もっと小さい事を言えば 

どのテレビを見る?何時に起きる? など、色んな決定の連続だと思います。

親に薦められたりして決めた事も、最終的には自分が決めてる。

だからこそ、ひとのせいには出来ず自己責任がついて回るんですよね。

難しい事だし、時間がかかる事だと思うけど、ぽぽろの子供たちにも自分で決めた事に、

責任を持つ事も理解出来るようになって欲しい。

障害者をサポートする立場の人たちは、個人の尊重を重んじる傾向にあって、

自己決定=好きな事させ放題 と履き違えてるように見受けられますが

自分が決めた好きな事ばかりしてられないって事も、同時に教える必要があると思います。

先日、こんなことがありました。

僕は男の子のトイレの時は、必ずと言っていいほど、便器の前で ちゃんとチャックを

上げるように伝えてます。

これがなかなか出来ない子が多いのですが、トイレに入ったK君が 身支度を整えながら

トイレの外に出ようとした時、外で待ってたIさんの顔を見て、ハッと気づいて自分から便器の前に戻り

そこで身支度を整えてから出て来たそうです。

何も言われないのに顔を見ただけで思い出し、自ら直そうとした事。

こういう自己決定が出来た事、今まで何回も言ってきて実った事実は非常に嬉しいです☆

今後、それを続けていけるか?も大事になりますが、こういう自分で決めた事が出てきた事は他の事にも繋がっていくので、楽しみであります。

この夏も計画停電があると思ってたけど、今のところないみたいですね。

扇風機が売り切れになってるとか? 

みんなの節電への取り組みってすごいですね〜

各企業の協力も大きいけど、個人個人の力もかなりのものだと思います。

なかなか心温まる各自の自己決定ですね。

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