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先日、高齢者のご夫婦が横断歩道を渡ろうとしていて
「よし、行くぞ」とおじいちゃんがおばあちゃんの手をひいて渡っていました。
二人ともたどたどしい歩き方で、道路を渡るだけでも大変だよなぁと感じていたけど
その前に、このお年寄りが横断歩道の前に居ても一向に車は停車しようとしない。
片車線の車が停まったにも拘わらず、反対車線は気付かずに通過(-_-;)
何が「絆」なんだろうか。
と思ってた矢先、今年の漢字は、「絆」に決まったそうです(笑)
被災地の事を考えず、水などを買い漁った人たち。
絆があるなら、瓦礫を受け入れるはずやん。
絆の無さに痛感したから、「絆」なのかな〜
頑張ろう東北の文字と共に、安全な場所から口だけ応援って気がしてしまう。
唯一、為になったのはこの漢字を覚えられた事。 糸偏に半分の半だと思ってました(^^ゞ
ずっと昔にお坊さんから聞いた平等のお話。
溺れてる人がたくさん居て、誰かひとりしか助けられない。
自分の親、自分の子ども、自分の愛する人、知らない人。
幼い子供、老人、善人、悪人、賢者、愚者、病人。
あなたなら誰を助けますか? また、平等という観点に立つと誰を?
医者を助けたら、その人が他の人を助けられるからって
面白い答えもありましたが平等って事になると・・・・
「一番近くに居た人」なんですね。
その近くの人が自分のかけがえのない人かも知れないし、全く知らない人かも知れない。
目を瞑って手を差し延ばす、その偶然性が平等ってお話。
もちろん一般的には、自分と繋がりある人を優先すればいいけど自分が出来る事があれば、
近くで困ってる人に手を差し延べてくださいって思う。些細な事でいいんですよね。
自分が気になったら、出来る勇気を!
学校にお迎えに行った時など、ぽぽろのヘルパーさんには、
知らない子どもも結構寄ってきます。
これって、その人の心の中に受け入れる準備があるからじゃないかな〜って思う。
そのまま連れてったりはしませんが(笑)
今までの繋がりとは関係なく、平坦な目で見れてるって事で、
これはいい事だなぁと思います。
そう考えると、繋がり(絆)があると部外者は差別されやすくならないだろうか。
そうなると、平等とはかけ離れた物になってしまいますね。
本当の絆とは、金太郎飴の様にどこを切っても絆って文字が浮かび上がる物なんでしょう。
1995年から始まって、昨年までの漢字はこちら。
震、食、倒、毒、末、金、戦、帰、虎、災、愛、命、偽、変、新、暑
本当にヤバい年は、逆にポジティブな漢字が選ばれる傾向にあるようです。
災いがあっても、絆、絆!と叫ばれないようになったら、
ちゃんとした絆が結ばれるのかも知れません。
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